​私が実際に見た 結婚式でよかった余興3選

これまで結婚式後の披露宴は数多く出席してきたため、心に残っている余興は沢山ありますが、そのうち一つは最近増えているムービーを使った余興です。その場で突然踊りだすフラッシュモブダンスは、わざとらしい感じがしますし主役の新郎新婦が嬉しいかどうかは定かでは無く、あまり好きではありませんし周囲の評判も良くありません。一方ムービーの場合は演出に始まり、映像を撮るための時間や編集に相当手間が掛かるので、それを考えると感心します。
中でも今までで一番良かったと感じているムービーは、有名なテレビドラマや映画をリスペクトして作ったストーリー仕立てのムービーです。オープニングは1990年代から2000年代まで爆発的な人気を博し、映画にもなった刑事ドラマのような作りで、他にも誰もが知っているアニメなど数多くの作品をパロディで入れ込んでいました。
誰もが知っているというのがポイントで、出席者全員が楽しめるよう工夫したのが見受けられました。有名なCMの一場面も入っていましたが、全て映像をそのまま使ったわけではなく、出演者として友人や知人を使って構成されていたため、棒読みも多くそれがまた笑いを誘っていたことを覚えています。
あまりに面白かったので制作した人に後から聞いたところ、お世話になった新郎新婦のために約一年近くもかけて作ったそうです。
ムービー以外では、余興の最中に有名人が実際に式場に現れたのが心に残っています。その時は新郎が有名なプロレスラーに似ていてしかもプロレスファンだったこともあり、余興の1つにプロレスがありました。新郎の大学時代の同級生で、同じプロレス愛好会のメンバーだった友人たちが行ったもので、ステージ上にわざわざマットを敷き簡易的なリングのようなものを作り、本物のプロレスのように台本仕立てでそれなりに本格的な余興でした。
最後の決め技に入ったところで、とあるプロレスラーのそっくりさんとして活躍していた有名人が突如乱入し、会場は大いに盛り上がりました。別の披露宴ではものまねタレントとして活躍されている方が登場したこともあり、会場には全く知らされていないため、やはり予想以上にビックリしました。
3つめとして、サプライズのあった披露宴が印象的でした。一番最後に新郎新婦がその両方の父母にお礼と挨拶をするのが一般的ですが、それが終わって皆が感動し新郎新婦が退場しようとした時、突如一人の男性が「ちょっと待った」と声を上げステージ上へと駆け上がりました。その男性はそこにあったマイクを手に取ると、出席していた一人の女性に向かって突然プロポーズをしたのです。会場内は一瞬あっけにとられ静かになりましたが、その女性がOKを出すと会場は大歓声に包まれました。
一見新郎新婦とその家族に失礼な感じもしますが、実は余興の一つとして事前に許可をとっていたため、新郎新婦とその家族のほか、一部の出席者は知っていたのです。知らない方としてはビックリしましたが、お酒も入っていたのでより一層感動的だった気がします。

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